ひがないちにち

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バイク初心者がST250の整備やカスタムを・・・。グラストラッカーやボルティの改造も参考にしています

【比較】ST250のエンジンオイルについて考えてみる【純正・社外】

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本格的にST250のメンテナンスを自分でしてみようということで、チェーンメンテナンスと同時にエンジンオイルも交換しようという作戦です。

 

 

st250grasstracker.hateblo.jp

 

 

 

 

純正オイル

スズキのST250Eタイプの純正指定オイルはスズキエクスターシリーズの「スーパーデラックス10W-40」か「(旧TYPE04)R5000MA2 10W-40」だそう。

スーパーデラックスという仰々しい商品名ですが、価格はリーズナブル。純正だし、とりあえずコレでいいかなと思いました。

 

 

パーッケージが・・・

 スーパーデラックスでええやん。と思いましたが、パッケージが缶!

我が家の不燃ゴミ担当は私です。缶ゴミを増やしたくない。めんどくさい。

という、ただそれだけの理由で社外品も検討してみることにしました。

 

 

バイク用エンジンオイルの規格【JASO】

 バイク用エンジンオイルの『摩擦特性』と『粘性』に対する規格がJASOだそうです。

MA、MA1、MA2、MBの4種類の規格があります。摩擦特性(クラッチが滑りづらい)が高いのがMAシリーズ。摩擦特性(抵抗値)が低いのがMB。

MAの中で粘性について分けたものがMA1(粘度高い)とMA2(粘度低い)。

SE250Eの純正はMAまたはMA2なので、社外品もMAまたはMA2から選定することにしました。

 

 

エンジンオイルの粘度SAE

 寒い時期(W)と暑い時期にどの程度対応できるかオイルの粘度表記があります。

コレも指定の10W-40で選定することとしました。

 

 

API規格

ST250Eに限った主観ですが、JASO規格をとってあればAPI規格は無視。

純正指定のスーパーデラックスはAPI規格SEとなっています。今ではSEより上位のランクが主流になっていますし、JASO規格認証ということはバイクに使用して問題無いという前提が成り立つので、API規格は無視します。

 

 

鉱物油?部分合成油?化学合成油?

これが一番悩みました。

ちなみにスーパーデラックスは鉱物油でR5000MA2は部分合成油です。

原油を蒸留して作られるのが、鉱物油。原油を化学精製してつくられるのが、化学合成油。鉱物油と化学合成油のミックスが部分合成油。

 

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化学合成油の落とし穴

私が調べた結果、化学合成油というと『高い』『シール部への攻撃性』『高性能車向け』という認識がありますが、それは間違いです。

100%化学合成油だとしても、結局モノによります。

化学合成油と名乗れるのは、『APIグループⅢの水素化分解基油』以上。じゃあ、化学合成油の底辺?と思われる水素化分解基油ってどんなもんなの?というと限りなく一定分子化された鉱物油。精製過程もPAOやエステル系に比べて簡単なので価格は安いですし、元が鉱物油と同等なので(エステル系と比べると)シール部への攻撃性も少ない。しかし絶対的性能はPAOやエステル系に劣るという、正に鉱物油とハイスペック化学合成油の中間です。

余談ですが、旧車には鉱物油。という認識も個人的にはいかがなものかと。エンジン周辺のパーツへの攻撃性に関しては基油だけでなく添加剤も大きく影響するはずです。基本性能が鉱物油より優れるグループⅢ化学合成油をベースとして、エンジンにやさしい添加剤配合の方がいいと思います。

 

 

比較

上記に加え、価格が1000/L程度迄という条件で、ST250Eのオイルをどれにしようか比較していきます。全てSAE10W-40です。

NEEDS サクラ エンジンオイル

JASO:MA【鉱物油】

安いけどパッケージが缶!

JXTGエネルギー UTCバイク用4サイクルオイル

JASO:MA【鉱物油】

エネオスオイルのバイク版。パッケージが缶!

マックスファクトリー 4サイクル パウチオイル

JASO:MA【鉱物油】

パウチパケでゴミ処分が楽そう!!!

AZ MEO-012

 

 

JASO:MA2【化学合成油】

おそらくグループⅢの水素化分解基油。

便利そうな2Lポリパッケージ!!!

ZIC M7

 

JASO:MA2【化学合成油】

グループⅢの水素化分解基油。

1Lポリパッケージ!!

 

 

選定

 

まず、AZとZICはどちらも化学合成油のMA2なので、使い勝手とコスト優先で2LパッケージのあるAZを最終候補としました。

添加剤のコストやメーカーのネームバリューもあるので単純比較は出来ませんが、鉱物油より安い化学合成油もあるという事実。更に、部分合成油に破格のオイルは少ない(鉱物油にグループⅢ基油を添加しても意味が無いから?)という発見。オイルってまさに沼ですね。

本題に戻り、マックスファクトリー(鉱物油)とAZ(化学合成油)のどちらにしようか、丸6時間ほど寝ずに考えました。

 

 

結論

今回はとりあえずAZのMEO-012にします。

理由は、現在入っているオイルが鉱物油であろうことから、化学合成油に入れ替えた方が違いが分かりやすいんじゃね?的な初心者感丸出しな理屈です。

何時になるか分かりませんが、AZを使い切ったら、マックスファクトリーも試してみます。

 

 

 

 

心配事

 

オイルドレンボルトってなめやすいっていう噂です。実際に昔BIG1でやらかしましたし。

純正オイルドレンボルトもガスケットと一緒に注文しておくことにしました。

 

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