【再レビュー】ワークマンの2019年イージスシリーズを辛口インプレ【バイク】
2020/1/10 追記
最近、朝晩は寒い日が続いています。先日インプレッションをしたワークマンのイージスグローブやイージス360ジャケット、コーデュラユーロウォームパンツを本格的に使い込んでみたので再インプレいたします。同じ内容をレビューしても意味がないので、今回は切口を変えて更に辛口な内容となってしまいました。
ワークマンウエアのインプレ第4弾です。それでもワークマンのウエアを買うのか!?検討材料のひとつとしていただけたら幸いです。
- 今回のレビュー内容
- ワークマンのライディンググローブ使い心地は?
- 2019年モデル イージス360リフレクト ジャケットの再インプレ
- コーデュラユーロパンツの致命的なデメリット
- ワークマンのウエアインプレ第5弾予告
今回のレビュー内容
前回までの全3弾のインプレはバイクや釣りで使うには?をメインに書いたのですが、寒くなってきて実際に使う機会が増えたが故に見えてきた欠点などをメインにインプレッションしていきます。
前回の記事で分からなかったであろう、バイクでのちょい乗りや通勤・通学での使い勝手に的を絞って評価・比較していきますので、バイクで長時間着用する場合や釣りで使う場合は過去記事を見てみてください。
ワークマンのライディンググローブ使い心地は?
私がワークマンで購入したのは暖かい時期の着用を想定した茶色革のプロテクター入りグローブと、寒い時期に着用を想定した黒い革のイージスグローブの2種類です。
結論を先に言うと、防寒対策としてイージスグローブ(黒い方のシリーズ)の効果は抜群です。革のシリーズは値段が高くなってしまうので、コスト優先ならナイロン表皮のシリーズでも良いと思います。ポイントは3Mファブリックを使っているイージスグローブを選択すること。パッケージにも3Mと大きく表記してあるのでそれを目安にチョイスしてください。
プロテクター入りグローブとイージスグローブの比較
まずは防寒性能ですが、ご想像の通り圧倒的にイージスグローブの方が防寒性能は高いです。イージスグローブは3Mファブリックを使用しているんですが、ココがポイントで、バイクを運転していない時につけていると自分の体温で手汗をかいてしまう程、保温性が高いです。品質としては価格なりなので、バイク走行時は縫製箇所から冷気が僅かに入ってきて適温となります。
プロテクター入りグローブは防寒用としては買う価値なしです。寒いと多少革に硬さが出て操作しづらくなりますし、これからは日中でも防寒グローブの出番が増えるであろう事から、同じ金額出すならイージスグローブの方が活躍機会があるということです。ただ結構人気があるようなので、在庫のあるうちに暖かくなってきた時の先行投資と考えるならアリです。
プロテクター入りグローブのサイズ感なんですが、前回のインプレ内容より更に小さめ(キツキツ)のサイズの方が良さそうです。想定より革の馴染みと伸びがあるので、最初から余裕をもったサイズ選択をすると後々操作感の悪化を招きます。
バイクのちょい乗りや通勤・通学におすすめできるのか?
まず私が、ちょい乗りや通勤・通学とはどの程度の時間を言っているのか明記しておきますと継続ライディング90分以内です。90分程度までなら何度も私が実証済みなので参考になるはずです。
本題のおすすめできるか?ですが、イージスグローブはおすすめできる!私が購入した革タイプのものは、走行中に少し冷気が入ってくるように感じますが90分程度なら十分な保温性能があり、神経が集中する手を寒さからガードするのは防寒上、有効性が高いので買って損は無い!!小物なので、収納場所にそこまで悩まないしね。
前回ナゾだった左右のグローブを繋げられる機能ですが、結構役立ちます!!通勤・通学なら使用しないときはバッグやらに仕舞っておけば良い程度の小物なんですが、バイクでお散歩するときやツーリング中にちょっと休憩するとき、グローブを外してポケットに入れると嵩張ります。そんなときにベルトフープ等をまたぐ様にカチっと留めてあげれば邪魔になりませんし、無くさない。とても便利な機能でした。
2019年モデル イージス360リフレクト ジャケットの再インプレ
バイカーさんから興味を集めているイージス360ジャケットですが、常にバイクに長時間乗っているとは限りませんよね?前回のインプレからは抜け落ちていた、ちょい乗りや通勤・通学での使用について辛口レビューします。
釣りやツーリング(長時間での着用)での使用を考えている人は、前回のインプレを参考にしてください。
ワークマン イージス360リフレクト ジャケットの防寒性能
前回のインプレより、より厳しい条件化で検証することができたので再三になりますが、まずは防寒性能に関することから。比較対象はアウトドアメーカーのハードシェルジャケット達で、条件は気温一桁の朝または夜の1時間以内のライディングです。
ノースフェイス&パタゴニアのジャケットと比較
前回同様、ノースフェイス&パタゴニアのジャケットの下にはユニクロダウンを着込んでいます。試す為だけに実家から引っ張り出してきましたよ!!共にゴアテックス3レイヤ。値段的にはイージスの10倍くらいはすると思う。
結論的には、イージス360は高額なアウトドアウエアと同等の防寒性能です!あとはデザインの好みの問題です。あくまで私の主観ですが、オシャレを売りにした2019年モデル【デニム】・・・通常カラーより1000円高い価値は見出せません。
ちょい乗り&通勤・通学時のデメリット
防寒性能は改めて高いパフォーマンスであることを確認できたのですが、デメリットも発覚しました。
①暖かすぎる・・・デメリット?と疑問に感じた人もいるかもしれませんが、ちょい乗り&通勤・通学ではデメリットです。屋内に入ったときやバスや電車など他の乗り物に乗り継いだら、暑くなります。暑ければ当然ベンチレーション(ウエア内の換気)する訳ですが、防寒性が高い(ベンチレーション機能が少ない)が故に前のファスナー全開にしなければならない。だらしないです。
②嵩張る・・・じゃ脱げばいいじゃんと考えた人、鋭いです。でも脱いで持ち運ぶには嵩張りすぎるんです。メットインに入れて置けば・・・と考えているなら、要検討です!!ヘルメットが2つ入るくらいのメットインなら、ギュウギュウに詰めれば入りますが他に入れたいものがあるなら兼ね合いを考えてみてください。
バイクのちょい乗りや通勤・通学にイージス360リフレクトはオススメしない
上着の脱ぎ着が想定される人、僅かな距離しかバイクに乗らない人には、いくらコスパが高いと言えどおすすめできません。少しガマンして暖かな普段着を着るなり、バイク用ではない上着の方がバイクを降りた後が便利です。
冬のアウターなら皆持っているでしょうから、それでガマンしましょう。あえてワークマンで新調するならイージス360でなく、もっと持ち運びに便利なウインドブレーカータイプの方がおすすめです。
コーデュラユーロパンツの致命的なデメリット
過去のインプレで私が最も高い評価をしたコーデュラユーロ ウォームパンツなんですが、通勤・通学では致命的弱点があります。それはコーデュラユーロパンツがオーバーパンツ*1でない点です。職場や学校が私服OKである場合や、職場・学校で着替える場合にはデメリットになりませんが、暖房がガンガンに効いた屋内ではかえって暑く感じる可能性も。
コーデュラユーロパンツはアウトドアでの活動を快適にするのが利点であって、インドアでの活動がメインならデメリットが際立ってしまうんです。
ワークマンのコーデュラユーロパンツはちょい乗りや通勤・通学におすすめできるのか?
結論として、アウトドアとインドアでの活動率でオススメ度は変わるということです。私はバイク以外でも釣りなど外遊びが好きなので、十分満足できていますし評価できるんですが、外での活動機会が少ない人ならオーバーパンツの方が満足できるでしょう。
でも一つ断言できることはあります。コーデュラユーロパンツでも、オーバーパンツでも、なんならワークマン以外のウエアでもいいから足の防寒はちょい乗りであろうと対策をとるべきです。上半身の防寒はコート類で何とかなりますが、日常生活で足の防寒・防風って疎かになりがちです。短時間でも急激に足を冷やすと、脚がつることがあります。立ちゴケ程度で済めばいいですが最悪事故に遭う可能性も高まりますので、足の寒さはガマンせずに防寒対策を強くおすすめしたい。
コーデュラユーロパンツ(2019年モデル)を洗濯してみた
これはおまけ情報なんですが、コーデュラユーロパンツは直穿き前提のパンツです。よって洗濯する機会が発生する訳なんですが、洗濯すると防寒性能が変化するのか?の経過報告。今までに4回洗濯(家庭用洗濯機で通常モードの洗濯)していますが、体感的に変化・劣化は感じていません。
ワークマンのウエアインプレ第5弾予告
私別にワークマンフリークな訳じゃないんですが、近々また必要なものがあるのでワークマンで買ってまいります。そしてそのインプレを第5弾としてまたご紹介します。興味がある人はもうしばらくお待ちください。
ジャケット類だけでも対雨用、透湿防水、ウインドブレーカー、防寒、ソフトシェル、それらの複合モデルなど細分化されたジャンル分けがされており、それぞれにデザインバリエーションもある。狭い店内でぎゅうぎゅうに陳列されていたりするので、自分に必要な機能は何なのか?を考えて、絞りこんでから買い物するのが得策です。でないと、価格が安いことを理由に私のように必要以上の散財してしまうことに。
ついでですが、ワークマンでウエアを買う際の注意点をこれから購入しようとしている人にアドバイスです。ワークマンのスポーツ系ウエアは開発費と素材費を考えると異様といえる位のコストとバリエーションです。大量生産だけでは利益確保が難しいのではないかと思います。生産費を安くあげて利益を稼いでいるように感じるんです。過去のインプレでもたびたび触れましたが『縫製』が最たる例です。安さを得る為の割り切り(妥協)も必要ですし、負荷の掛かる部分の縫製は手にとって自分の目で確認してから購入することが重要です。全ての品質が悪いとは言いませんが、一定の割合で出来の良くないものが混じっています。(前回店に行った時に肘の縫製が少し飛んでいるものを見かけました)重要なポイントだけはチェックして購入してこそ、本来のコストパフォーマンスが発揮されます。
近日公開予定!スクーター乗りに最強のワークマン防寒ブーツをレビューします!!
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*1:普通のパンツの上から穿くウインドブレーカーの様なパンツ。靴やブーツを脱がずにパンツを脱ぎ着できる様、裾にファスナーなどが付いていたりする