ひがないちにち

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バイク初心者がST250の整備やカスタムを・・・。グラストラッカーやボルティの改造も参考にしています

【2019年特別生産品】ペリカン スーベレーンM800茶縞【詳細レビュー】

自分へのご褒美として、ペリカンの万年筆スーベレーンM800の2019年特別生産品『ブラウンブラック』を買ってしまいました。写真ではいまいちわからない部分をメインにレビューしていきます。

 

st250grasstracker.hateblo.jp

 

ペリカン スーベレーンM800ブラウンブラックの基本情報

まずペリカン特別生産品とは通常ラインナップのスーベレーンをベースとした数量限定のカラーバリエーションという位置づけです。生産数が限られているので、気になる人は早めに入手しておいた方が無難です。トータスシェルブラウンの人気ぶりから察するに今回のブラウンブラックも人気色になりそうな予感です。

サイズに関しても通常スーベレーンのM800と同様、(キャップ付き)全長約16cm、軸径約13mm、乾重量約29gです。

M800なので金色のクリップやリングの装飾で、バイカラー(ゴールドとシルバーのコンビネーション)18金ペン先を装備している点も基本通りです。

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スーベレーンM800 2019年特別生産品【茶縞】

 

トータスシェルブラウンとブラウンブラックの違い

どちらも通称茶縞と呼ばれますが、トータスシェルブラウンはビンテージ風のまだらな縞模様なのに対し、ブラウンブラックは緑縞や青縞のようなストライプの模様です。トータスシェルのように大きな模様や色の個体差は期待できないので、オンリーワンカラーを求める人には2019年ブラウンブラックは物足りないかもしれません。

2019年ブラウンブラックもよく見ると、ストライプの乱れや個体差など、面白い部分もあるのでペリカンの良さは十分味わえると思います。

軸の模様はトータスシェルと2019年ブラウンブラックで全く異なりますが、キャップは共にブラウンで同じ様です。写真ではわかりづらいですが、明るい場所ではしっかり茶色なので通常モデルより柔らかな印象を受けます。茶色キャップとゴールドクリップの相性は秀逸です。

 

 

写真では分からないM800のレビュー

ペン先の物理的な柔らかさはM400に劣ります。(私はペリカン初心者なので現行品の試記での比較です)しかし書き味での柔らかさは、物理的な柔らかさだけでなくインクフローやペンポイントの砥ぎによるので、実際に筆記した感じではしっとりとした書き心地です。

私が購入した字幅はBBなんですが、かなり横細縦太な筆記線となりました。私の筆記角度の影響もあるとは思いますが、スタブほどシビアな角度を要求しないのに線はスタブのような面白い性格です。

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軸は茶縞の限定カラーでも、ペン先は安定の通常モデル

 

茶縞の色味について

写真ではメリハリの利いたブラウンとブラックのストライプに見えますが、ブラウンの部分は光が当たるとパールの様に輝き、温かみのある発色をします。のっぺりとしたブラウンではなくパールコッパーといった感じです。

個人的には写真で見るより実物の方が好きな色ですが、ベースが暗い色なのでパールの輝きが強く感じられるので、購入を考えている人は一度実物を見ることをおすすめします。少し暗い場所では写真のような落ち着いたブラウン&ブラックです。

 

スーベレーンシリーズのキャップについて

試記で前々から気になっていたのですが、スーベレーンM400、M600、M800全てにおいて、キャップを差して筆記するとキャップが外れ(落ち)やすい気がします。短時間での印象が強く残ってしまった(私の単なる思い込み??)ので、私がペリカン万年筆を買うときはキャップを差さずに筆記するという前提でM800シリーズの1択でした。

スーベレーンのキャップの良い点を挙げるなら、キャップを閉める時の回転が少なくて済む。これって地味なようにみえて、頻繁に万年筆を使う人間からすると、すごくありがたい!!ストレスフリーな機能です。

 

美しい茶縞にもデメリットが!?

私はM800茶縞にペリカンの蛍光イエローインクを入れています。 

定価6万の蛍光ペンの出来上がりです。この蛍光イエローを入れて違和感のない軸がペリカン(M800)から販売されるのをずっと待っていました。正直、他のメーカー軸に入れてしまおうかと迷ったことは1度や2度ではありません。

とにかくこの蛍光イエローインクありきでM800茶縞を購入して、いざインクを入れてみたところ・・・インク量が見えない!!!蛍光イエローは透明度が高い&ダーク系の軸色茶縞はもともとインクが見づらい。相乗効果でインクが入っているのかどうかさえ分からない。蛍光灯にかざして目を凝らしてみてもわからん。違う色のインクなら多少マシにはなるんでしょうが、私は蛍光イエロー以外入れるつもりはありません。そのために買った万年筆ですから。インクがかすれてきたらインク切れと判断することにして強行使用します。

軸の美しさに免じて、インク量の視認性には目をつぶる覚悟が必要な軸色です。

 

 

スーベレーンM800ブラウンブラックはどこで買うのがお得か

万年筆は書く人に合わせて調整して使うものです。買ってすぐに最高の状態で使用したいなら調整まで行ってくれる専門のショップ『店頭』で購入するのがベストです。万年筆の専門ショップなら購入後も不具合が生じたら面倒をみてくれる可能性が高いです。手厚いサービスがあるので価格はそれなりですが、安心感は段違いです。

近くに専門ショップが無い場合や、高い買い物なので価格にこだわりたい人は、ネット通販を利用するのもアリです。通販の場合は購入と同時に調整してもらえる可能性は低いので、自分でペンクリニックなどに持ち込んで調整してもらう必要があります。調整するまでは多少がまんする必要はありますが、ポイントを使って割安に購入できたりしますので妥協する価値はあります。

ちなみに私はアマゾン(貯まっていたポイントもつかって)で結構安く買いました。

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