バイクのキャブとFI(インジェクション)の比較
バイクを購入しようとした時、特に中古車を探していると『キャブ』や『FI』なんて表記をよく見かけると思います。どちらがいいか、私初心者が初心者のために雑に比較してみます。
キャブ(キャブレター)とは
混合気(ガソリンなどの液体燃料と空気を混ぜ合わせたもの)を機械式でつくる装置です。いわばアナログ装置です。
アナログなキャブは外気が暑かろうが寒かろうが、アクセルを○○開けた時の液体燃料と空気の割合は○○!という様に一律な決め方になります。
FI(フューエルインジェクション)とは
混合気(ガソリンなどの液体燃料と空気を混ぜ合わせたもの)をコンピューター制御でつくる装置です。いわばデジタル装置です。
デジタルなFIは、外気が暑いからアクセルを○○開けた時の液体燃料と空気の割合は××。寒い時の液体燃料と空気の割合は△△。という具合でセンサーを利用し、適時割合を変えてくれます。
キャブとFIの比較
キャブとFIの決定的な違いは、液体燃料と空気の割合の決め方です。
キャブは暑い時期と寒い時期でセッティングを自分で変えるのが通例です。が、私は面倒なので間を取って気温22~24℃くらいの時期にキャブセッティングしていました。単気筒バイクならセッティング方法もネットでいくらでも探せるので、機械弄りが好きな人にはおすすめです。ただし、私がそうでしたが初心者がいきなり4気筒以上のキャブセッティングを一人で行おうとすると地獄をみます。
FIは吸排気系を大きく弄っていなければ、セッティングの必要なし。お手軽仕様です。でも、バイク乗りはカスタムしたい性。どのくらいカスタムするとFIセッティングが必要なのか、私の懇意にしているバイク屋さんの話では
- 純正吸気システム+純正エキゾースト+社外サイレンサー(爆音でないもの)=FIセッティング必要なし。
- 純正吸気システム+社外エキゾースト+社外サイレンサー=FIセッティング必要。
- 社外吸気システム+純正エキゾースト+社外サイレンサー(爆音でないもの)=FIセッティング必要。
- 社外吸気システム+純正エキゾースト+純正サイレンサー=FIセッティング必要なし。
- 社外吸気システム+社外エキゾースト+社外サイレンサー=FIセッティング必要。
てな感じです。街乗りオンリーなら上記を無視してセッティング無しでも走れなくはないとの事です。FIのセッティングはFIコントローラーという機械&ソフトがあるのですが、街のバイク屋さんでは持っていない場合もあるので、問合せを行ってから依頼した方がいいですよ。
まとめ
キャブは面倒ですが、弄っている感が存分に味わえるので、整備を楽しみたい人におすすめ。
FIは煩わしさが少ないので、お手軽にかつ実用的にという人におすすめ。
私は4気筒のキャブセッティングが地獄だったので、現在はFI車に乗っています。
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