日本赤十字社の献血・宇崎ちゃんコラボに物申す【閲覧注意】
最近話題になっている日本赤十字社が献血ポスターやクリアファイルに『宇崎ちゃん』を採用した件について率直な感想を書いていこうと思います。
私自身の考えをストレートに書いていますので、表現が不適切であったり、性的に捉えられる内容があるかも知れません。この記事に対する批判・反論は甘んじて受けますが、セクハラに敏感な人は閲覧しないよう、お願い致します。
ファーストインプレッション
最初に献血と宇崎ちゃんコラボ騒動を聞いた時は「くだらねぇ事にイチイチ噛み付いてくるんじゃねぇよ。浅はかだな。」誰に向けた感想かというと、赤十字社に抗議したとつぶやいた弁護士さんです。
同時にくだらねぇには日本赤十字社も含まれています。自衛官募集ポスターのパンツじゃないから・・・の件も記憶に新しいのに、なんでそこまで攻めちゃうの?もっと当たり障りないキャラいたんじゃないの?巨乳と献血の関係性?とういうキャラチョイスにも。
半公的で採用OKなボーダーラインはどこ?
~アニメ絵~
- ポロリ・パンチラ→NG
- パンツじゃないよズボンだよ→NG
- 巨乳キャラのおっぱい強調(原作がちょっとエロ要素のあるラブコメ)→おそらくNGになる予感
- 巨乳キャラで国民的な支持がある場合→?
アニメ絵よりもっとリアルな2次元絵では?3Dでは?表現の自由は?まぁ様々な論争があるでしょうし、時と場合によるという結論になるのは目に見えています。
そもそも↑このように男性側がボーダーラインを探る行為そのものが、女性側からみるとNGな可能性もあります。
よくある男性と女性の脳の構造が違うから~云々の話もありますが、悪意が無いのなら嫌がる人がいるのだからそれ相応の対応をとるのがモラルというものでしょう。
私は容認派です
私は宇崎ちゃんというキャラ、この騒動を耳にするまで全く知りませんでした。
なぜここまでメディアに取上げられる程、事が大きくなったのか?宇崎ちゃんを調べてみると、
- 見ての通り巨乳でエロ要素がちょっとある原作であること。
- それを日本赤十字社が採用して巨乳を強調したかのようなアングルでポスター化したこと。
- それに女性弁護士が噛み付いたこと。
日本赤十字社がこのポスターをつくったことを積極的に賛同や肯定はしませんが、容認はします。だって、巨乳キャラやおっぱい強調をしたところで所詮アニメ絵でしょ?次元が違うのに目くじらたてなくても・・・もろにポロリしている訳でもないし、アニメが普遍化しているこのご時世に「おっぱい=性的対象=女性軽視」の公式に入れちゃったら、人気アニメのワンピースなんて大バッシングですよ。
「献血ポスターがおっぱいポスターである必要は無い」正論です。でも私は「献血ポスターがおっぱいであろうとなかろうと、どうでもいい」容認です。ダメだ!セクハラだ!!という意見が多数なら謝りますが。
ちょっと裏をよんでみた
これで終わってしまったら、記事の削除やBANされるリスクを負いながら記事にした価値はありません。ちょっと掘り下げます。
なぜ日本赤十字社と宇崎ちゃんとコラボしたのか?
結論からいうとバズりたいから。バズるためにはインパクトは重要ですよね。インパクトを狙った結果が際どいラインを攻めるということになったようです。
結果的に
ぎりぎりOKだろうと踏んだライン(宇崎ちゃんポスター)でしたが、世間的には(おそらく)NGでした。というオチなんですが、結果としてバズる目標は達成できたので御の字でしょう。
現在の献血事情
なんで危ない橋を日本赤十字社が渡ったのか?というと現在の輸血ストック事情が関係してるとみました。
ちょっと前に日本赤十字社から献血お願いの葉書が届いていたのを思い出しました。簡単に説明すると、「昨今の天災の影響で輸血の需要と供給のバランスが崩れてきているので献血に協力ください」という内容です。今まで献血カー派遣するよ~献血やてるよ~的な葉書は来たことがありますが、具体的な理由が書かれた血液不足は見た事が無かったと思います。
ただでさえそのような状況なのに、今回の関東直撃台風もあり、多少危ない橋でも渡ってみなきゃはじまんない状態だったのかもしれません。
この一件がもたらしたもの
私は献血に興味はありませんでした。たまに献血を行う時も慈善の気持ちなんてさらさら無く、退屈なお付き合い買い物から昼寝しつつ逃れられる場所がたまたま献血だっただけです。今回の件が無かったら、日本赤十字社の葉書も思い出すことは無かったでしょう。世間一般の献血に対する考えがどのようなものか、は想像できませんが比率で考えるなら、『献血に熱心な人 < 献血に熱心でない人』なのは間違いないでしょう。
おっぱいキャラが・・・女性軽視が・・・環境型セクハラが・・・私としてはどっちでもいいし、どうでもいいです。やり方は間違っているかもしれませんが、結果として私のような献血に興味の無い人を振り向かせたことについては大成功。しっかりと術中にはめられました。おそらく通常より献血する人数も増えるでしょう。
今回の功績者
私最初に暴言のようなことを書きましたが、最初に感じた率直な感想としてそのまま書かせていただきます。言葉は悪いですが批判的意見と受け取ってもらえると幸いです。暴言はアイデンティティの否定になりえます。他者と考えが異なる場合、批判はOKですが否定してしまうと議論になりません。別段、弁護士さんや日本赤十字の人と議論を交わしたいわけではないですが、単純に他者の考えを否定しているだけの文章では意義が無いので念のため。
今回のバズり功労者は間違いなく、女性弁護士さんでしょう。
本当に環境型セクハラに業を煮やしてつぶやいただけかもしれないですが、「女性」で「弁護士」が「おっぱい強調イラストに噛み付いた」という構図だけを抜き取ってみると、反響は必至ですよね。結果としてセクハラ問題に対しても、献血PRにも偉大な社会貢献になっている。
日本赤十字社としても、批判覚悟で注目を浴びたいが故のコラボだったとすれば作戦通り。つまり浅はかだったのは私だけ。
越えてはならない一線
最初はくだらないと思ったことが、とても深い内容だった。
人間誰しもコンプレックスやフェティシズムなど触れてほしくない部分ってあると思います。今回の話題はセクハラについてですが、セクハラに限らずこういう話題って人間の根源や尊厳にも関わるので、あまり大っぴらに話しづらいし話したくないというのが本音です。
大っぴらに話せない、話題にできないので、他の人がどう考えているのか分からない。
どう考えているか分からないので、意図せず触れてほしくない部分に踏み入ってしまう。
じゃ、どうしろと?
超えるべき一線
多少の痛みを伴ってでも空気を変えることが一番。空気を読むとか、忖度するとか、もうそういうのって負の遺産にしかならないと思うんです。そんな事に気を遣っているから『同調圧力』とか『歩調を合わせることが美徳』とか訳分からん方向に進んでいってしまうんじゃないかと思います。残念ながら、空気を読んで皆が幸せに暮らせる程、日本の民度は高くないです。世界に比べ日本は紳士的とは言い難い文化でもあったので、これから世界基準のモラルについていくことすらできないと感じます。
笑われようが自分の意見は飲み込まずに伝える。自分の考えが世間の考えと一致するか?はとりあえず、どうでもいいと思います。自分の考えですら、今の私の如く時と共に変わっていくので思想にまで責任を負う義務は無いですし、自分(世間)の考えと違うからといって否定から入ってくるのはレベルを停滞させる愚か者だと思えばいい。
言いたいことを言う。こういう時こそ『みんなでやれば怖くない』のつかい時です。
まとめ
不特定多数の目にふれるポスターは撤去の可能性大ですが、クリアファイルは残るかも。それを目当てに(?)献血に行ってきます。
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