ひがないちにち

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バイク初心者がST250の整備やカスタムを・・・。グラストラッカーやボルティの改造も参考にしています

【管釣り】スプーンカラーの考察と有用性【クリアポンド編】

2019/12/17 追記

管理釣り場ではレンジ(魚のタナ)、ルアーの巻きスピード、ルアーカラー・・・など、釣り人を悩ませ迷宮に誘う様々な要素がありますが、今回はルアーカラーについて考えてみたいと思います。

st250grasstracker.hateblo.jp

 

 

春から晩秋にかけてハッチ(虫)がいるシーズンであれば、ハッチカラーをベースにカラーローテーション(過去のブログを参照)していき、当たりカラーを探すというのもありなんですが、これから真冬の時期になるとハッチもいなくなり、管理釣り場に釣り人も増えて『色』についてスレてくるので、そんな時のカラー選びを掘り下げていきます。前提条件として練習に最適なクリアポンドで初心者さんに1匹でも多く釣ってもらおうというコンセプトです。

 

 

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スプーンカラーについて(クリアポンド編)

 

 

エリアフィッシングとカラー選択について

まず、魚たちがどうやって色を見分けているのか?はたまた色を見分けていないのか?なんですが諸説あり、ここで語ってもあまり有用性が無いと感じるので結論だけ書かせてもらうと、カラーローテーションは魚の数をのばす上で非常に有効です。

私は比較的マメにカラーローテーションをする方だと思っているんですが、バックボーンに『クリアな水質で練習をしてきたから』というのがあります。そこそこの技術が身につくと、連続HITを経験する様になるでしょう。私の経験上ではクリアな水質の方が連チャンが続かない=クリアな水質の方がカラー要素で見切られるのが早い。見切られる要素を取り除く(カラーローテーションする)ことで、フィーバータイムを持続させることができます。

 

『当たり』カラーとは?

カラーローテーションをなぜ行うのか?というと、先の通り継続的な釣果の持続が最終目的なんですが、それ以前に反応のいい色を探るという工程も含まれます。反応のいい色も3段階ありまして、①積極的にスプーンを追って来る色(クリアな水質なら目視で確認できます)②アタリのある色③渋い状況でも積極的に喰ってくる色。③番に行く程、その状況に合っているカラーという事になります。③まで辿りつければ最高なんですが、状況次第で②止まり、場合によっては①にしかたどり着かないということも。

 

なぜ、クランクではなくてスプーンばかり初心者に薦めるのか?

蛇足ですが私の管釣りブログでは圧倒的にスプーンへの言及が多いです。私がスプーンしか使わないのか?と言われれば、そうでは無いんですが、スプーンの使い方を紹介した方が初心者さんにはメリットが大きいんです。

スプーンは管釣りの基本などと偉そうに語るつもりはありません。単純にクランクよりスプーンの方が釣れるからスプーン関連の内容が増えてしまいます。要点さえ抑えれば、クランクより効率的に数釣りできますし、クランクとの明確な使い分けが可能になるのでクランクより先にスプーンを練習した方が理にかなうという理由からです。

 

 

クリアポンドでのスプーンカラー選定

何度も繰り返しになってしまいますが、自分でカラーローテーションのルーティンが確立できていない初心者さんに向けた内容です。自分でカラー論がある人は、自分の考えを信じた方が迷走せずに済みますのであしからず。

本題に入る前に、管理釣り場【クリアポンド】の特性を考えてみようと思います。人間は考える生き物で、対して鱒たちは本能で生きる生き物。鱒たちと同じ土俵に立ち、人間が直感(本能)勝負を挑んだら鱒たちには到底敵いません。

 

クリアな水質の特性

クリアポンドでは、人間から魚が丸見えです。魚からしても人間が丸見え。魚の本能の中で多くを占めるであろう生存本能の中で、外敵である鳥や、危害をくわえる人間から自分の身を守ろうとする行動から考えると、魚は上方向を強く意識していると考察できます。実際に、クリアな水質では上方向を意識しているばかりか、魚自体が上ずる傾向も強いのでスプーンは魚より上の層を巻いた方が効率的です。

クリアポンドで魚が下を向いている釣り場は少ないです。上から襲ってくる鳥がいない環境で、かつ上から餌(ペレット)が撒かれる頻度も少ない。それでいて稀に下から虫などが出てくる、コンクリート舗装されていない釣り場です。とりあえずは、クリアな管理釣り場=上から攻めるという解釈でOKかと思います。

 

【クリア管釣り】ローテーションの軸になるカラー

水中から上を見上げて、その風景に馴染む色を基本のローテーションカラーにしています。

  • 水面に反射する光・・・・・・白・シルバー系
  • 空の色・・・・・・・・・・・青・オレンジ系
  • 周りの木々・・・・・・・・・緑・赤系
  • 影・・・・・・・・・・・・・黒系

が私のクリア系ローテーションの軸です。この他の色を差し色として様子をみていくのですが、当たりカラーを絞り込んだら、その後は当たりカラーのみでローテーションを回していきます。

上記のカラーを軸にしている私なりの根拠は、魚の本能である食性を上手く刺激してやりたいからです。スプーンを完全に餌だと思って食ってきている魚は少数かもしれませんが、餌っぽい何かだと思って口をつかう魚は一定数いると思っています。その餌っぽい何か感を演出する為のカラーセレクトが背景との類似性≒擬態です。自然界で鱒の餌となる虫や魚は背景に溶け込むような色をしていますよね。そんな中で餌となるターゲットを見つけて捕食するということは、鱒は背景との違和感察知能力に優れているということです。背景に馴染めば馴染む程、スプーンを見つけた魚は口を使いたくなる(食性を刺激する)のではないかというのが私の考察です。

 

 

スプーンカラーセレクトの注意点

 

上でクリア水質では当たりカラーが持続しないと書きましたが、具体的にマッディウォーターに比べてどの程度なのかというと、おおよそですが連チャンはクリアでは2~3連で止まることが多いのに対し、マッディでは運が良ければ5連以上することもあります。持続時間もクリアよりマッディの方が長く続きます。

そんな中クリアな水質の管理釣り場でも比較的長く持続するカラーがあります。それが3色以上の複合カラーです。よく限定カラーシグネチャーカラーとして販売されている凝った配色のスプーンです。所謂、人を釣るための色と認知されがちですが、クリアな管理釣り場では有用性が高いので持っていて損はないカラーです。ただし注意点が1つあり、複合カラーばかりをローテーションの軸にすると当たりが何色なのか?人間側が分からなくなってしまうので、単色か2色までのカラーもローテーションして当たりカラーの明確化はしておいた方がいいです。

 

地味系?派手系?

私もよくつかってしまうので、申し分けないんですが、スプーンのカラーの話しになると、地味系や派手系の色とくくって表現してしまうですが、それって人間から見た表現であって、魚が見ている景色って違うんですよね。

人間同士の会話なら、なんら問題ないんです。でもそれを元に実践に活かそうとなると別で、どうしてこの色が効いているのか?を論理的に考えておかないと、再現性がなくなってしまう。再現性がないと何十色と都度試すことになってしまうので、時間が無駄になる。

しかし、どうしてあの時あの色が効いたのかを論理的に考えておけば、似た場面で引き出すことができ、大幅な時間短縮と新たな発見のチャンスがうまれます。

 

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まとめ

スプーンの当たりカラー探しは、同じ管理釣り場でもその日によって変わることもあるので、その場で自分で探すしかないので『この色持っとけば安泰』というのは無いのが難しいところです。でも初心者さんにむけてあえて言います、クリアポンドの管理釣り場には青銀は持っていた方がいい。この3色があれば、爆発力は期待できませんが、ボウズ逃れはどれかの色でできるクリアポンドで大外しが少ない色です。

それに加えて多色カラーを有効につかって当たりカラー探しを楽しんでください。

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